安曇野の住宅



Photo: yosuke ohtake






木造+鉄骨 / 長野県
増改築
建築家 : 株式会社OSTR / 太田翔
構造設計担当
受賞・掲載 :
LiVES vol.117 https://www.livesjapan.com/issue/117
長野県内の 木造二階建て住宅リノベーション。ツーバイフォー住宅に、構造強度を確保しながら増改築する工事。 住宅の意匠・機能を向上させつつ、 大小のボリュームを追加する。
ツーバイフォー住宅は、在来軸組構法とは異なり強固な芯材が無い。そのため、既存躯体との接合部で応力を分散させる増築計画が求められた。
既存の下地材(ツーバイ材)と新規材(角材)は点ではなく線・面で接するように計画した。金物もボルト引きだけに頼るのではなく、ラグスクリューや小さな金物を分散配置させている。
スパンを飛ばす箇所は軸組構法を適宜取り入れ、一体増築として全体の耐震・耐風を検討して確認申請を提出し直している。
屋外テラスはシンプルな鉄骨ラーメン構造とし、建築全体のサイズ感に合った部材サイズを選定している。竣工直後にコロナ禍となり、今では子どもたちが敷地内で遊ぶための遊具と化している。構造体が生活の一部となる良い事例となった。
House in Azumino
Wood / Steel / Two stories / Nagano
Structural engineering
Architect: Sho Ohta / OSTR
Awards and media:
LiVES vol.117 (Japan) https://www.livesjapan.com/issue/117